滋賀県人の日記

書きたい事を書いていくだけのブログです。旅行の記録とか思い出とか。

2020年前半期総括(らしきもの)

こんにちは。滋賀県人です。ご無沙汰しております。
 
新年度早々緊急事態宣言が発令され、旅行はおろか日常的な外出すら困難であった4月から、もうあっという間に8月になりました。2020年ももう後半に差し掛かったわけですが、私が今まで何をしていたかをダラダラと書き連ねていきたいと思います。
 
2020年2月
正体不明の新型ウイルスが、中国で猛威を振るっていることを知る。多くの死者を出している中、中国の武漢が都市封鎖される。在中邦人を救出するため、ANAが日本政府からチャーター便を受託し、国内線の767を武漢へ飛ばした。羽田へ帰還した767を追いかけるマスメディアの生中継を見ていると、機内で新型ウイルスの症状を発症している乗客がいるという速報が入った。世間では「ついに来たか」という雰囲気が漂っていたように思う。まさかこの後、気まぐれな外出すらかなわない日常がやってくるとは思わなかった。
 
2020年3月末
感染症が国内でも流行の兆しを見せ、人々の生活にだんだん変化が現れたこの時期。私はというと仕事に明け暮れていた。そして4月から始まる大学の時間割を組んでいた。仕事の時間の兼ね合いも考えながら、1限の授業を減らしていたりしたが、今考えれば杞憂であった。この時期から既に対面授業が絶望的であるという噂が、大学界隈でまことしやかに囁かれていたからである。自分がこの噂を鵜呑みにしなかったのは、やはり心のどこかで感染症拡大の危機から目を逸らしていたからなのかもしれない。今となってはどういうつもりで時間割を組んでいたのか分からないが、少なくとも当時の自分が数週間後に起こる状況ー緊急事態宣言の発令ーを予測できていなかったのは間違いない。
 
2020年4月6日
大学の春学期開講。ただやはり対面での授業は厳しく、開講1週間前ごろにweb上での授業実施がアナウンスされた。しかし1限目の時間になると生徒のアクセスが集中したことで、学習システムのサーバーがダウンし、授業が正常に実施できなくなるトラブルが発生した。そもそもサーバーダウンの可能性は開講前の発表時点で指摘されていたが、大学側は「仕様上は問題ない」としていた。生徒側は大学側の声明を半信半疑に聞いていたが、案の定予想通りになった模様。ちなみに私は2限から講義があったが、リアルタイムの講義ではなかったため、起きたのは昼過ぎであり、私からすれば完全に「対岸の火事」であった。そもそも普段から大学の学習は大学内で完結させるようにしていたため、自宅での学習に慣れておらず、ただでさえ長期休暇明けであったため、この時点での学習に対する意欲はどん底であった。
 
2020年4月7日
4月以降、政府が緊急の対応をするのではないかと噂されていた中、この日の夕方ついに政府から「緊急事態宣言」が発令される。当時私は仕事中で、仕事を終えた時に同期からの言葉で初めて発令を知った。仕事は翌日から休業となるが、休業に向けた手伝いのため、翌日の出勤をもって休業となる。金欠まっしぐらである。
 
2020年4月8日
緊急事態宣言の発令を受けて大学がさらに情報を発表。生徒講師問わず大学構内への立ち入りが制限され、授業が実施できないため無期限の授業休止を発表した。休止期間にサーバー強化を図り、再開後のweb授業に備えるという。ちなみにこの時点で緊急事態宣言がいつまで続くかは不明であり、誰もが未知のウイルスに対する恐怖と今後に対する不安に怯えていたように思われる。それにしても、本当にやることが無くなってしまった。
 
午後に最後の出勤。普段であれば混雑していた列車の車内が閑散としていたほか、列車の窓が全て開けられていた。少し前まで、インバウンドの外国人で車内が賑やかであったことを考えると、何とも異様な光景であった。買い物客で賑わっていた街中の商店街では、すべてシャッターが閉まっており、当たり前だった日常が急速に消えつつあると感じた。
 
緊急事態宣言中
途中まで読んでいた本を読んだり、部屋の整理整頓をする。だがそれでも限界がきた。何もすることがない。時間を無駄に過ごしていたような気がする。ただ、そんな中でも毎日2時間ほど英語の勉強をするようにしていたので、それだけが唯一の気晴らしだった。毎日のルーティンが意外と生活リズムを整えるのに役立っているのだなと感じた。
 
2020年5月中旬
バイトが再開するとの連絡が入る。髪を4ヶ月近く切っていなかったので切りに行くことに。田舎なのでただでさえ人気が少ないが、この時はいつにも増して少なかった。
 
2020年5月22日
職場の再開準備を手伝うため、県外へ。県境を跨ぐのは一ヶ月ぶりである。京都駅へ立ち寄ったが、やはり人影はまばらであった。待ち合わせの場所として、かつては多くの人で賑わった西口改札前の広場はもぬけの殻であり、今この世の中で起こっていることの重大さを改めて実感した。
 
 
緊急事態宣言解除後、私は大学からweb上で指示される課題をこなし、一方で休業期間中の損失を補うべく仕事に専念した。本来大学の勉強というのは自主的にやるものだが、仕事に従事したい気持ちが強く、あまり気が乗らなかったというのが本音...というより言い訳である。だだ一つ、自分が感じた変化として、仕事は実際に人と対面する形式であったのに対し、大学はwebであり、周辺環境から受ける刺激というものがなかったことが挙げられる。このような周辺環境からの刺激の有無というのもまた、モチベーションに大きく影響することが改めてわかった。そもそもこれまでの日本人が周りの目を気にして生活していただけに、テレワークのような社会環境から隔離された生活様式が、日本社会で一定の理解を得て普及するにはしばらく時間がかかるかもしれない。
...とか、カッコつけて言ってみましたが、まあ結局は個人の意思の問題のような気がしなくも無い…。難しいですね。
 
それにしても個人的に驚きだったのは、緊急事態宣言中の支出が激減したこと。引きこもると物欲も消え失せたようで、普段よりもずば抜けてクレジットカードの引き落とし金額が少なかった。今思い返せばAmazonを覗くこともほとんどなかったが、身体に金欠という感覚が染みつくほど経済的な危機感を抱いていたのだろうか。いずれにせよ、家に引きこもりすぎるのも良くないですね。本当に気が滅入る。人の多い都会の方だと厳しいのかもしれませんが、心身の健康のために、外に出る用事がなくとも、毎日できるだけ外に出て軽く運動をした方が良さそうです。
 
文才はないですが、ボチボチ更新していきたいと思います。それでは。