滋賀県人の日記

書きたい事を書いていくだけのブログです。旅行の記録とか思い出とか。

【旅行記】仙台遠征4日目 仙石線 20190907

こんにちは。仙台旅行4日目。
今日はまず松島を観光することに。
まずはあおば通駅まで移動して、仙石線に乗車。
路線図も見ずに、先発である小鶴新田行きに乗ろうとしたが...。
ってこれ途中駅までやないか〜い。しかも入庫列車やし。しかもしかも何気にレア行き先だった。行先表示撮っておけば良かった…。
多賀城行きに乗車し、多賀城から後続の高城町行きに乗り換えることに。多賀城行きの列車は、仙石線内でも限られた数だけ在籍するデュアルシート車だった。多賀城駅高城町行きに乗り換え、数分の乗車で松島海岸に到着。しかし、天気が微妙…。太陽は出ているが、雲が多く霞んでいる。いわゆる「ガスっぽい」というやつだ。遊覧船も出ているようだが、この後にも行く場所があるので最低限の観光に留める。
 

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松島らしい写真を撮ることができず
数枚写真を撮った後、高城町へ。これで仙石線は完乗。次の目的地に向かうため石巻方面の列車を待つ。仙石東北ラインからの快速に乗り、野蒜にて下車。降りたのは私を含めて6名程度であった。
 
野蒜駅宮城県東松島市にある。東日本大震災では隣駅の東名駅と共に津波の被害を受けた。震災後、野蒜地区は山林を切り開いて造成した野蒜ヶ丘と呼ばれる高台へと主要機能を移転した。そしてまちの高台移転に合わせ、仙石線も内陸側へと経路を変更し東名、野蒜の2駅が野蒜ヶ丘周辺の高台へと移転した。
 
さて、津波の被害を受けた旧野蒜駅だが、実は駅舎そのものは流失せず残っていた(もっとも、駅舎自体が比較的最近に建てられたものであった)。駅としての役割を終えた旧野蒜駅舎は現在東松島市震災復興伝承館として使用されている。現在の野蒜駅からは歩いて15分弱ほどのアクセスである。
 
震災復興伝承館には野蒜駅の旧ホームが当時のまま残されている。線路が歪んでいるのは、津波と瓦礫の力によるものであろうか。
 

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津波の被害を受けた旧野蒜駅
伝承館では、被災者の体験談、そして復興の過程について様々な展示を見る事ができた。放映されていた映像で被災者が語っていた「何がなんでも、高台に逃げないといけない。」という言葉は、被災した野蒜の街を見てから聞くととても説得力を感じるものであった。
 
実は、この旧ホームの横に東松島市の震災復興慰霊碑が建っている。よく近づいてみると、芳名板であった。かつてこの地で生活を営んでいた人々のことを思うと、いたたまれない気持ちになった。私の親族が東日本大震災で被災していることもあり、どうしても他人事とは思えなかったのである。手を合わせ、犠牲者の冥福を祈った。
 
祈念館を後にし、野蒜駅へ向かう。駅のある高台への階段を登るまでの道沿いは、未だに復旧工事を行っていた。現在はほとんどが更地であるが、震災前このあたりには住宅地が広がっていた。その更地からかつての野蒜の街の姿を想像することは出来なかった。
 

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野蒜駅から、高台へ移転した現在の野蒜駅を望む
野蒜駅から仙石東北ラインの快速列車に乗車し、仙台駅へ戻ることにした。
 
この日は特に予定はなかったが、仙台駅周辺を散策することにした。この日は日曜日で、1日目に訪れた定禅寺通ではイベントが開催されていたようだが、定禅寺通へは向かわないことにした。というのもちょうどこの時間帯に空に暗い雲がかかってきていたからである。また、翌日の朝には仙台を去る予定であったため、お土産を購入することにした。
 
定禅寺でのジャズフェスティバルの関連イベントなのか、仙台駅の歩道橋上にも多くの屋台が出店していた。商店に興味を惹かれたが、せっかく仙台に来ているからということで、屋台ではなく駅ナカずんだ餅の土産物屋が扱っているずんだシェイクを頂く事にした。ずんだシェイクにホイップクリームをのせたものもあり、本当に美味しいのかと最初は半信半疑であったが、ずんだシェイクを飲んだ瞬間においしさが理解できた。なるほど美味しい。枝豆の生っぽさがなく、またあっさりしている。ホイップクリームをのせてもあっさりと飲み干せてしまいそうであった。
 

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ずんだシェイク
ずんだシェイクを頂いた後、仙台駅近くのAER展望テラスで仙台市内を眺めてみる事にする。先ほどよりは雲は減っていたが、まだ晴れたり曇ったりの不安定な天気であった。どん曇りの仙台市内を眺めながら、ここは夜に来るべきだったと後悔する。その後仙台駅構内の土産物屋で土産をいくつか購入する。普段は土産など購入しない私だが、萩の月がとても好きなので買う事にした。明日が早いので、この日は早めに引き上げる事にした。
 

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仙台市北東部を眺める

手前が仙台駅

土産物を購入後、荷物を置いて晩ご飯を食べにいく事にする。お金がないのでぼっちサイゼリアで軽く済ませる事にした。明日は朝から仙台を出発し、常磐線でひたすら東京方面へ向かう。その後羽田から伊丹行きの飛行機に乗って帰宅する予定であった。ちなみに、途中のいわきから特急ひたちに乗車する予定であったが、仙台旅行へ出発する直前まで忙しかったため、切符はまだ購入できていなかった。
 
…のはいいのだが。一つ問題が浮上した。どうやら強い勢力を持った台風15号が明日の夜に関東地方に上陸するらしいのだ。もし東京から乗る飛行機が飛ばないとなると、運航が再開できるのは翌日の昼前ごろになるかもしれない。仙台旅行での大荷物を抱えたまま、東京で帰宅難民になる可能性があった。私はそれでもよかったのだが(おい)翌日は予定があったので、帰宅難民になってしまうと予定に支障が出てしまう。さあどうしようか。明日の行程について一晩中頭を悩ませる事になるのであった。