滋賀県人の日記

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【搭乗記】仙台遠征最終日 NH734で帰阪 JA69AN

こんにちは。仙台旅行遠征記最終日です。といっても書くことはほとんどありませんが…。

 

この日は常磐線に乗って東京に上り、羽田で飛行機に乗る予定であった。

しかし、台風15号が強い勢いを持って日本列島に接近しており、羽田から飛行機が飛ばないとなると、翌日の夜遅くまで足止めを食らうため、急遽仙台から直接飛行機に乗って伊丹まで帰る計画に変更した。常磐線の乗り潰しのため、そして不通区間のバス代行に乗るため、719系に乗るため、E657系に乗るため…と様々な目的を持って、わざわざ常磐線に乗る行程にしたのだが、常磐線の旅は幻となった。

 

強いてよかった点を挙げるとするならば、搭乗することになったNH734が、今まで搭乗経験のない737-800での運航であったという点だろうか。とはいえ東日本大震災とそれに伴う原発事故の影響を強く残す常磐線代行バスに乗車できなかったのはやはり残念である。複雑な気持ちのまま仙台を後にすることになった。

 

仙台空港には大手航空会社のほか、LCCも就航しており、様々な航空会社の看板が並ぶチェックインカウンターは見ていてかなり賑やかである。伊丹は人こそ多いものの、大手航空会社のみの就航である上、ビジネス客が多いせいかどこか地味な印象を持つ。

 

出発便が重なってしまっているようで、検査場はやや混雑していた。どうやら仙台空港では、10時前後に出発便が集中しており、私が搭乗するNH734便に加えてANAJALの新千歳便、そしてアイベックスの福岡行きなどがほぼ同時に出発するという。行列が出来ていた検査場では、出発時刻が近いJALの新千歳行きの乗客を優先する措置が取られていた。

 

NH734便は、伊丹からの仙台行き初便であるNH731便の折り返しとして運用されるようだ。ちなみに私が行きに搭乗したNH735便は、仙台からの伊丹行き初便の折り返し運用である。

 

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搭乗機はJA69AN


偶然搭乗口に近いところにいたため、優先搭乗終了直後に搭乗することができた。まるで優先搭乗を利用したかのような気分である。座席は進行方向左側のかなり後方である。仙台からの大阪行きということで、ある程度の混雑は予想していたが、まさか満席になるとまでは予想していなかった。窓際の席だったが、小型機の737ということで余計に圧迫感を感じた。

RWY09から離陸し、一度太平洋上空に出る。台風が来ているからなのか、沖合は少し風が強く、やや風に煽られながら右旋回を行い、再度日本列島上空に戻る。
 

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仙台空港を離陸後、一度太平洋上へ出る
途中機長からのアナウンスがあり、天候は良好だが、やや風が強いため、少し揺れるかもしれないとアナウンスされた。ちょうどその頃、雲の隙間から富士山の頂上が見えた。
 

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富士山
富士山を撮影後、長野上空でFlightrader24を見ているとちょうど自分の乗っている飛行機とドリームリフターが並んで飛行していることがわかり、もう一度窓の外を注視してみることにした。ドリームリフターはセントレアへの着陸に向けて降下を開始しており、下を注視していると独特のフォルムをした飛行機が小さく見えた。
 
ドリームリフターが見えなくなってからしばらくして、この飛行機も降下を開始した。大阪周辺は非常にいい天気で、大阪平野をはっきり眺めることができた。
 

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着陸態勢の機内から大阪平野を望む

八尾空港の滑走路が見える

風が強く、やや揺れたものの、穏やかに32Lに着陸。定刻であった。
 
座席が機体後方であったため、最後の方に降機した。
手荷物受取場に着いてしばらくすると、荷物が出てきた。いつになるかと待っていたが、なんとプライオリティの荷物たちのすぐ後ろに私の荷物があるではないか。搭乗の時もそうだったが、何かプライオリティのサービスを受けたような気分になったのであった。
 
なんちゃって優先搭乗の気分を味わいつつ、仙台旅行を終えたのであった。
ちなみにこの後の感染症流行もあって、この日以降私は飛行機に乗ることが出来ていない。またいつか、飛行機に乗って旅行へ行きたいものである。